LAST CALL(ラストコール)とは?審査の仕組みと問われること

画像はAIで作成したイメージです
LAST CALL(ラストコール)は、2026年1月4日からYouTubeで毎週日曜21時に配信されている、キャバ嬢のオーディション番組です。「シンデレラ」と呼ばれる応募者が、現役・レジェンドのトップキャバ嬢が務める審査員の前で、いくつかの審査に挑みます。
この記事では、番組の発表、公式YouTubeチャンネル、Real Soundの記事で確かめられたことから、番組の仕組みと、3つの審査で問われていることを整理します。後半では、番組を見てキャバクラの仕事に興味を持った人に向けて、お店に応募する前に自分で確かめておきたいことをまとめました。出演者一人ひとりの合否やその後の話は扱いません。
LAST CALLはどんな番組か
番組の発表(株式会社LASTCALL、2026年5月29日)では、「国内初・最大級のキャバ嬢オーディション番組」と紹介されています。掲げているのは「キャバ嬢のスター誕生」と「夜職のイメージアップデート」です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配信 | YouTube(公式チャンネル)。毎週日曜21時 |
| 配信開始 | 2026年1月4日 |
| MC | 溝口勇児さん、ローランドさん |
| プロデューサー | おちまさとさん |
| 審査員 | 現役・レジェンドのトップキャバ嬢(番組では「クイーン」と呼ばれる) |
| 応募者 | 番組では「シンデレラ」と呼ばれる |
| 合格の特典 | メインスポンサーのSBC湘南美容クリニックから、最大1,000万円分の美容整形サポート |
| 撮影 | フジテレビのスタジオ |
| 応募 | 番組の公式サイト(lastcall.jp)の応募フォームから |
審査員として載っている名前は、資料や時期によって違います。番組が始まる前の制作発表を伝えたReal Sound(2025年12月10日)では13人、5月の発表では18人の名前が挙がっていて、11月に公開された回の説明欄に載っている名前も、5月の発表とは違います。審査員を知りたいときは、その回の説明欄を確かめてください。
5月の発表では、視聴者の約75%が女性で、年齢は18〜24歳が20.6%、25〜34歳が40.6%で、「20〜30代の女性視聴者が中心」とされています(株式会社LASTCALL調べ)。
同じ公式チャンネルでは、ホスト版の「HOSTCALL(ホストコール)」の回も公開されています(11月4日時点)。
番組の発表で示された3つの審査
5月の発表には「3つの審査タイム」が挙げられていて、「以下の3つの項目にてクイーンが審査を行います」と書かれています。神ドクタータイムでは、SBC湘南美容クリニックの医師陣が診断すると説明されています。
| 審査 | 番組の発表での説明(原文) |
|---|---|
| 圧迫面接 | 思いと覚悟、資質を質疑形式で問う |
| 神ドクタータイム | ビジュアル可能性をSBC湘南美容クリニックの医師陣が診断 |
| セクハラタイム | 痛客対応の実演で接客力・メンタルを審査 |
5月の発表をまとめると、思いと覚悟・資質、ビジュアル面の可能性、困ったお客様への接客とメンタルの3つを審査すると説明されています。
12月の制作発表と5月の発表では、セクハラタイム以外の審査の呼び名が違います。12月の制作発表を伝えたReal Soundの記事では、審査は「ポテンシャルタイム、セクハラタイム、アップデートタイムの3つの視点」から行い、「参加者の資質や、接客、今後の美的表現のアップデートの可能性」を確かめると書かれていました。呼び名は違いますが、資質、接客、美的表現やビジュアル面の可能性を扱う点は、共通しているように読めます。
合格の決まり(何人の審査員がどう判断すれば合格か)は、この記事で確かめた発表や記事には書かれていなかったので、ここでは書きません。
番組には「見せる」ための工夫がある
LAST CALLは、『学校へ行こう!』『ガチンコ!』を手がけたおちまさとさんがプロデュースしています。Real Sound(2026年7月9日)のインタビューで、おちさんは番組の作り方や、番組への賛否について、こう話しています。
- ひな壇に座るトップキャバ嬢たちが、カメラの前では言えない本音をLINEの形で打ち込む「本音LINE」という仕組みを作った
- オーディションは“大きなクイズ”で、見ている人は「結果が出るまで見なきゃ」となる
- 編集で「前ひっかけ」のナレーションを多く入れている(「この後とんでもない出来事が!」のような予告)
- 番組への賛否は「半分は意図しています」
公式チャンネルの第1回の説明欄には、動画の中で医師が話す内容について、「担当医師個人の経験および知見に基づく主観的な見解」で、「特定の治療結果を保証するものでもございません」という注意書きがあります。診断や治療は、医療機関で医師に相談するよう書かれています。
番組を見て興味を持ったら知っておきたいこと
番組の審査は、番組の中の決まりです。お店に応募するときに、自分でしておきたいことの例を並べました(右の列は番組の情報ではなく、YORUCALLからの一般的な案内です)。
| 番組では | お店に応募するときに、自分でしておきたいこと |
|---|---|
| 圧迫面接で、思いと覚悟を問われる | 出勤できる曜日や時間を面接で伝え、顔出し(お店のホームページやSNSに写真を載せるか、載せる範囲)がどうなるかを聞く。時給の決まり方(時給保証の期間、指名などに応じたバックがあるか)、日払いができるか、給料から引かれるものを聞いておく |
| 神ドクタータイムで、ビジュアル面の可能性を医師が診断する | 美容整形は、番組の合格者への特典。この記事で確かめた番組の発表には、整形がお店で働く条件だという記載は見当たりません。美容医療やその費用の契約を勧められたら、下の注意を読んでから決める |
| セクハラタイムで、痛客への対応を実演する | セクハラタイムは、番組の中の審査の場面。お店で困ったことや、安全の面で不安なことが起きたときの相談先(黒服と呼ばれるお店のスタッフか、店長か など)を、面接で聞いておく(線を越えたときの考え方は、下の痛客の記事にまとめています) |
| 審査員の前で合格・不合格が決まる | 体験入店(体入)ができるか。体入の前に、ノルマや罰金があるか、給料がいつ払われるか、体入の日の分がいつもらえるかを聞いておく。入店するかは、体入のあとで落ち着いて決める |
面接でよく聞かれることや持ち物は、下の面接の記事にまとめています。
年齢には、法律の決まりがあります。風営法第2条では、設備を設けて客の接待をし、客に遊興または飲食をさせる営業(キャバレーなど)を、風俗営業の1つと定めています。そして第22条は、風俗営業の営業所で、18歳未満の人に客の接待をさせることと、20歳未満の人にお酒を出すことを禁じています。
また、客の接待をする飲食店など(接待飲食等営業)を営む風俗営業者は、客に接する仕事をさせようとする人の生年月日などを、法令で決められた書類で確かめなければなりません(風営法第36条の2)。第36条の2の対象となるお店で、働く前に生年月日を書類で確かめないところや、第22条に反して20歳未満の人にお酒を出そうとするところがあったら、そこで働くかは考え直しましょう。
次に読みたい記事
番組を見て「実際はどうなんだろう」と思ったら、YORUCALLの次の記事が入口になります。
| 知りたいこと | 記事 |
|---|---|
| キャバクラとラウンジ、どちらが合うか | ラウンジとキャバクラの違い——働き方でどちらが合うか |
| 面接で何を聞かれるか、何を持っていくか | キャバ面接で聞かれること|持ち物と身分証 |
| 初めての出勤の日の流れ | キャバクラ初出勤でやること——前日の確認と当日の流れ |
| 困ったお客様への対応 | 痛客への接客——タイプ別の対処と線を越えたとき |
| 罰金や天引きの決まりがおかしくないか | キャバクラの罰金・天引きは違法? |
| 働きはじめてからの税金 | キャバ嬢の確定申告、いくら稼いだら必要? |
よくある質問
Q. LAST CALLに出ないと、キャバ嬢にはなれませんか? A. この記事で確かめた番組の発表や公式の案内には、LAST CALLへの出演が、お店で働く条件だという記載は見当たりません。働きたいお店の応募の方法や選考は、そのお店に直接確かめてください。スカウトを通す場合も、スカウトから聞いた条件は、面接でお店に直接確かめましょう。
Q. 番組に応募するには、どんな条件がありますか? A. 応募は番組の公式サイト(lastcall.jp)のフォームからと案内されています。年齢などの応募の条件は、この記事で読んだ資料には書かれていなかったので、応募する前にフォームの案内を見てください。出演したときの動画の公開や、顔・名前の扱いも、応募する前に公式の案内で確かめておきましょう。
Q. 番組の名前を出して、DMやスカウトから誘われたら? A. その場で会ったり、身分証や顔の写真を送ったりしないでください。出演に興味があるなら、届いた連絡からではなく、自分で公式サイト(lastcall.jp)の応募フォームを開いて応募しましょう。番組の名前が出ていない誘いでも、身分証の写真は会う前に送らないでください。顔写真を求められたら、相手が本当にそのお店か(店名や住所、求人が載っている所)を自分で確かめてから決めましょう。年齢の確認の決まりは、上の年齢の段落にまとめています。
番組の審査だけでは、お店への応募や働く条件まではわかりません。興味を持ったら、まずは上の面接や初出勤の記事で、お店で何を聞かれ、何を聞いておくとよいかを読んでみてください。
出典
- 株式会社LASTCALL(PR TIMES)「キャバ嬢オーディション番組「LAST CALL」、開始約4ヶ月で関連動画含む累計10億回再生を突破」2026年5月29日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000184124.html
- Real Sound テック「溝口勇児×おちまさとの“キャバ嬢オーディション”番組『LAST CALL』始動 発表会にローランド登壇で名言連発」2025年12月10日 https://realsound.jp/tech/2025/12/post-2245579.html
- Real Sound テック「おちまさと、賛否の半分は「意図している」 『LAST CALL』プロデュースで見えた、令和の時代も変わらない“ヒットの法則”」2026年7月9日 https://realsound.jp/tech/2026/07/post-2438920.html
- LAST CALL / ラストコール【公式】(YouTube)第1回の説明欄 https://www.youtube.com/watch?v=iETjq8CqPwQ
- LAST CALL / ラストコール【公式】(YouTube)動画一覧 https://www.youtube.com/@LASTCALL_OFFICIAL/videos
- LAST CALL 公式サイト https://lastcall.jp
- e-Gov法令検索「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」第2条・第22条・第36条の2 https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000122
- 国民生活センター 子ども・若者サポート情報 第233号「男性の美容医療トラブルも増加!」2026年7月16日 https://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mailmag/kmj-support233.html
- 消費者庁「消費者ホットライン」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/


