マナー・言葉遣い

了解・かしこまりの使い分け|夜職接客

「了解しました」と「かしこまりました」、なんとなく使い分けている方も多いのではないでしょうか。実はこの2つ、丁寧さの度合いがはっきり違います。相手によって選び方を変えるだけで、言葉遣いの印象はぐっと良くなります。

## 「了解しました」と「かしこまりました」はここが違う

「了解しました」は「わかりました」を丁寧にした言葉ですが、本来は対等な相手やフランクな場面向けの表現とされています。一方「かしこまりました」は「承知する」の謙譲語で、目上の相手やお客様に使う丁寧な言葉です。

接客業ではこの差が目に留まりやすく、「了解しました」をお客様に使うと、人によっては軽く感じられることがあります。

| 表現 | 丁寧さ | 主な相手 |
|---|---|---|
| 了解しました | カジュアル〜中程度 | 同僚・後輩・親しい間柄 |
| 承知しました | 高い | お客様・目上の方 |
| かしこまりました | 最も高い | お客様・改まった場面 |

```point
迷ったら「かしこまりました」を選んでおくと、場面を問わず失礼になりにくいです。丁寧すぎて困ることはほとんどありません。

お客様への返答はどちらが正解?場面別の使い分け

お客様からの依頼・注文・確認には「かしこまりました」が基本です。ドリンクのオーダーを受けたときや、同伴・アフターの時間確認など、改まった受け答えが求められる場面で使ってみてください。

会話の流れの中で軽く相づちを打つ場面では、「かしこまりました」ばかりだと硬くなりすぎることもあります。そんなときは「そうなんですね」「わかります」など、柔らかい相づちに置き換えるのも一つの方法です。

お客様

今日は少し早めに来てもらっていい?

かしこまりました、少し早めに伺いますね

お客様

助かる、ありがとう

とんでもないです、お待ちしています

先輩・店長への返事で気をつけたいこと

先輩や店長からの指示にも、基本は「かしこまりました」または「承知しました」が無難です。「了解しました」は距離の近い先輩になら問題ないこともありますが、店長や役職者には避けておくと安心です。

関係性が近くなるにつれて言葉は多少崩れていくものです。最初のうちは丁寧な表現を基準にしておくと、後から印象を直す手間が省けます。

心理学では、人は繰り返し接する相手に好感を持ちやすくなる「単純接触効果」が知られています(ザイアンス, 1968)。裏を返せば、関係が浅いうちの言葉遣いほど印象に残りやすいということでもあります。入店したばかりの時期や、まだ回数を重ねていない先輩とのやり取りほど、丁寧な表現を選んでおくと安心です。

LINEやメッセージでの言い回し例

文字だけのやり取りは、声のトーンや表情が伝わらない分、言葉選びの印象がそのまま伝わります。お客様へのメッセージでは「かしこまりました」、親しい同僚へのやり取りでは「了解しました」程度が目安です。

お客様

今日の予約、19時でお願いします

かしこまりました、19時でお席をご用意いたします

お客様

ありがとう、楽しみにしてる

こちらこそ、お待ちしております

同僚同士のやり取りなら、次のように少し柔らかい表現でも問題ありません。

先輩

今日のシフト交代、助かったよ

了解です、全然大丈夫です

よくある質問

Q. 「承知しました」と「かしこまりました」はどちらがより丁寧ですか? どちらも目上の方やお客様に使える丁寧な表現ですが、「かしこまりました」のほうがより謙った響きを持つとされています。改まった場面やお詫びの後には、こちらが選ばれやすい傾向があります。

Q. 「了解しました」を使うと失礼になりますか? 相手や場面によります。同僚同士や親しい先輩であれば問題ないことが多いですが、お客様や役職者への返事では「かしこまりました」「承知しました」のほうが安心です。迷う場面では丁寧な表現を選んでおくとよいでしょう。


言葉遣いは、意識し始めるとすぐに変えられます。迷ったときは「かしこまりました」を基準にしておけば、お客様にも職場にも失礼になりません。少しずつ自分の言葉として馴染ませていきましょう。


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