キャバ嬢がお酒を飲めない時の対処|断り方のセリフ例

お酒が飲めなくても、キャバ嬢として働くことはできます。この記事では、飲めないときの対処として、ドリンクの断り方のセリフ例、乾杯やシャンパンの場面での動き方、強く勧められたときの逃げ方、グラスの安全、入店前にお店へ確かめておきたいことをまとめました。
お酒が飲めなくてもキャバ嬢はできる——ただしお店によって差がある
お客様が席に求めているのは、まず楽しい時間と会話です。キャストのグラスの中身を、そこまで気にしないお客様もいます。飲まないことには、体調を崩しにくい、お客様の話を最後まで覚えていられる、という働く側の利点もあります。
ただ、きれいごとだけでは済まない部分もあります。ドリンクバックは、お客様にいただいたドリンクの分だけ給料に上乗せされるしくみです。これが収入や評価に関わるお店では、ソフトドリンクだとバックが同じだったり、下がったり、付かなかったりと、扱いが分かれることがあります。飲めないことで不利になるかどうかはお店のしくみ次第なので、入店前に確かめておくと安心です(最後の章でまとめています)。
ドリンクの断り方——シーン別のセリフ例
断るときは、申し訳なさそうにしすぎないことがコツです。お客様に「いいですか?」と判断を預けるより、自分の飲み物を決めて伝えるほうが、「一杯くらい飲めば?」と返されにくくなります。
| シーン | セリフ例 |
|---|---|
| ドリンクをいただくとき | 「ありがとうございます、いただきます。私はウーロン茶をお願いしますね」(注文は黒服に) |
| 最初の乾杯 | 「乾杯、私はこれでいきますね」 |
| 飲めない理由を聞かれたとき | 「お酒は飲まないことにしているんです。そのぶん、お話はたくさん聞かせてください」 |
| お酒のグラスを渡されたとき | 「ありがとうございます。私はお酒を飲まないので、乾杯だけ一緒にしますね」(口はつけずに脇へ。20歳未満は受け取らない) |
| 「飲んでみる?」と言われたとき | 「ありがとうございます。香りだけいただきますね」 |
本当に体質で飲めない人は、「体質で飲めないんです」とそのまま言って大丈夫です。体質ではなく、苦手、薬を飲んでいるなど理由が別にあるなら、「飲まないことにしている」のように、自分の決まりとして伝えるのがいちばん続けやすい言い方です。
乾杯とシャンパンの場面——飲めない人の動き方
乾杯では、グラスを持ってタイミングを合わせるだけで、「自分だけ飲んでいない」空気は出にくくなります。グラスの縁をお客様より少し下げて合わせ、ソフトドリンクのグラスなら乾杯のあとにすぐ口元へ運ぶと、きちんとして見えます。お酒のグラスを渡されたときは、乾杯したらそのまま置きましょう。
席で頼みやすいソフトドリンクの例
- ウーロン茶・緑茶:続けて頼みやすい。お茶割りと色が似ているので、頼むときに黒服へ「ソフトドリンクで」と一言添えておくと、取り違えを防ぎやすくなります
- ジンジャーエール:泡が立つので、乾杯の席でなじみやすい。続けるとお腹が張るので、途中でお茶に替えると楽
何を置いているかはお店によって違うので、黒服に先に聞いておきましょう。
ボトルやシャンパンが入ったとき
ボトルやシャンパンは、お客様の気持ちがいちばん乗る場面です。一口だけ口をつける、薄く注いでもらう、ソフトドリンクのまま参加するなど、扱いはお店によって違います。20歳未満は一口も飲めません。体質で飲めない人も、少しでも具合が悪くなることがあるので、「一口だけ」に合わせなくて大丈夫です。それ以外の人も、入店前に黒服へ聞いて、お店の決まりの中でできる形を探しましょう。
強く勧められたときと、グラスの安全
断っても何度も勧めてくるお客様はいます。ひとりで受け止めず、お店の人を頼りましょう。
- 黒服に先に伝えておく:「困ったら声をかけてください」と頼んでおくと、「お電話です」「お時間です」のように席を外す理由を作ってもらえることがあります。合図が決まっているお店もあります
- 席を外す:「ちょっと失礼します」とお手洗いに立ち、戻ったら話題を変える
- 先輩に話をつないでもらう:同じ席にいる先輩や、指名の席ならヘルプの子に話題を引き取ってもらう
「飲まないと帰さない」「一気に飲んで」のように強く迫られたら、我慢せずに黒服や店長に伝えましょう。
アフターに行くなら、まずお店の決まり(行ってよいか、報告が要るか)を確かめておきましょう。そのうえで、行き先をお店に伝えておく、ひとりでお客様の車に乗らない、飲み物から目を離さない、の3つを決めておくと安心です。
入店前・働き始めにお店へ確かめておくこと
飲めないことは、面接か入店前に伝えておくと、お店も配慮しやすくなります。全く飲めないなら、「お酒は飲めません。ソフトドリンクでの接客は大丈夫ですか?」と、はっきり伝えるほうがあとで楽です。
確かめておきたいこと
- ソフトドリンクでの接客を認めているか
- お客様からいただくドリンクをソフトドリンクにしたとき、ドリンクバックはどうなるか
- ドリンクの杯数のノルマや、飲まないことによる罰金・評価の扱いがあるか
- ボトルやシャンパンの乾杯のとき、どう参加すればよいか
- 飲めないことをお客様に伝えてよいか
- 同伴やアフターの決まり(行ってよいか、報告の仕方、お酒を勧められたときの対応)
すでに働いているお店で悩んでいるなら、店長や信頼できる先輩に「お酒が飲めなくて、どう対応するか迷っています」と相談してみましょう。そのお店でのやり方を教えてもらえることがあります。飲むことが働く条件になっているお店なら、ほかのお店を考えるのも一つです。
よくある質問
Q. 飲めないことは、お客様に伝えたほうがいいですか?
伝えるかどうかは、お店のやり方に合わせましょう。伝えてよいお店なら、早めに言っておくと、毎回の断りが楽になります。それでも「ちょっとだけ」と勧めてくるお客様はいるので、そのときは上のセリフや逃げ方が使えます。
自分のことを少し話すと、相手も心を開きやすくなる傾向は、心理学で「自己開示の返報性」(ジュラードの研究)と呼ばれます。飲めないことを伝えるのが、話のきっかけになることもあります。ただし、この傾向を逆手に取って、お客様が自分の打ち明け話を重ね、こちらの私生活を聞き出そうとしてくることもあります。答えたくないことには、答えなくてかまいません。
Q. 少しなら飲めます。どこまで飲めばいいですか?
20歳以上の場合です。「乾杯の一口だけ」「最初の一杯だけ」のように、数えられる形で自分の上限を決めておくと守りやすくなります。飲むと顔が赤くなる、体が熱くなる、動悸がする人は、量を決める前に、飲まないほうを選びましょう。体質で弱い人は、慣れで強くなるわけではないと一般に言われています。「慣れれば飲めるよ」に付き合う必要はありません。飲むときのペースの守り方や翌日の回復は、キャバ嬢の二日酔い対策——出勤前後の実践法にまとめています。
ソフトドリンクが認められているお店なら、まずは明日の最初の乾杯で、「私はこれでいきますね」と一度言ってみるのがおすすめです。一度言えると、次からはぐっと楽になります。


